ウロコインコのエサ・ごはんについて
Hello!
ウロコインコが可愛すぎて困っている、
赫茄子(あかなす)です!
ウロコインコに限らず、インコに健康な暮らしをしてもらうためには、適切な食餌が欠かせません。
ウロコインコを飼育する上で、考えなくてはいけない栄養や与え方などについてまとめました。シードやペレット、野菜に果物など、インコに与えたいものの情報が満載なので参考にしてくださいね(*´∀`*)
ウロコインコの飼い方についてはこちら
ウロコインコが野生で食べているもの
さて、野生のウロコインコたちは一体何を食べているのでしょうか?
ウロコインコと言っても、種類は様々で生息地の違いもあるため、一概には言えないのですが、野生下のウロコインコは「果物」をよく食べているようです。
野菜(野草や農作物)、種子(同じく野草や農作物)もよく食べ、時には昆虫を食べることもあるのだとか。
野生下だと貴重なタンパク質、亜鉛の供給源なのかもしれません。
消化を助けるためにミネラル豊富な土や粘土、岩などもかじります。
野生下のウロコインコがミネラル不足になることはまず無く、一日中餌を探すために動き回るために肥満の心配も無いのだとか。
通常10~20羽ほどの群れを成し、群れで採餌をして、群れで睡眠をとっているそうです(*´∀`*)!
人里に住む群れは、現地の方にとっては害獣(畑を食い荒らすので)だったりするみたいですね。
ペレットかシードか?
一昔前、インコの餌というとシードと水だけが主流でした。
しかしシードには、ミネラルやビタミンが全くと行っていいほど含まれていません。
現在では栄養満点のペレット(人工飼料)が開発され、インコの寿命をのばすことになりました。
「シードかペレットか」という考えには人それぞれの思いがあり、正解はないと思いますが、どちらをメインにするにしても「総合的に栄養を与えることができるか」を考えてほしいと思います。
「総合的に栄養を与える」をいうことを考えた時に、圧倒的に楽なのは「ペレット」をメインにすることです。
なぜなら、ペレットは栄養士さん、獣医さんが長年研究して作成した「総合栄養フード」だからです。
病気になった時にペレットを処方されることもありますので、ペレットに慣らしておいて損はありませんね。
シードをメインにしたい場合には、ビタミンやミネラルなど、シードだけでは不足する栄養素を副菜で補う必要があります。
この記事では、ペレットをメインにする場合に必要な副菜、シードをメインにする場合にひつような副菜について書いていますので参考にして頂けたら幸いです😊
ペレットかシードか、アンケート結果
Twitterにて、ウロコインコを飼っている方を対象にアンケートを行いました。
その結果を共有いたしますので参考にしてください(*´∀`*)
ウロコインコの飼い主様にアンケートです。
— 赫茄子 (@akanasusu) March 23, 2020
お宅のウロコインコちゃんのごはんについて教えて下さい。宜しくお願いいたします😊
・ペレットメイン 63%
・ペレットとシード半々 23%
・シードメイン 14%
という結果になりました。
やはり、栄養管理が楽なペレットをメインにしている方が半分以上という結果でしたね。
「ペレットを食べてほしいけれど、食べてくれないのでシードを与えています」というお声もありました。
ペレットをメインにする
ペレットとは「押出成形食品」のことで、いわゆるドッグフードのようなものを想像していたけたらな、と思います。
栄養についての研究がされていて、「完全栄養食」として作られています。
ペレットをメインにする場合、ペレットは食事の7割以上であることが好ましいです。
ペレットメーカーの多くが、「7割ペレット食であれば、ビタミンやミネラルを別途追加する必要はない」としています。
ペレットオンリーの食事では、メニューに幅を持たせるのが難しいので、おやつにシードを与えたり、新鮮な野菜・果物を与えることが理想です。
我が家はペレットがメインですが、一緒に遊ぶ時のご褒美はミックスシード。
そして新鮮な果物と、野菜を毎日少しだけおすそ分けしています。
おすすめのペレットと、おすすめの副食を一覧にしましたので参考にしてください😊
おすすめのペレット
ペレットメーカーはたくさんあり、私もすべてを知っているわけではないのですが、実際に私が購入したことが有り、うちの子が大好きなものをピックアップしました。
同じペレットでも、大きさが違うだけで好みが変わったりしますので、自分のインコちゃんの好きなペレットを探してみましょう(*´∀`*)!
・ハリソン
少し値段が高いですが、完全有機栽培で作られている、高品質かつ高栄養なフードです。米国国務省のガイドラインに沿って作られています。
雛、換羽時のフードや、他にも様々な種類、粒のサイズがありますので確認してみてください。
・ラウディブッシュ
無着色のペレットで、病院で処方される療法食ペレットはこちらのメーカーのものが主流なので慣らしておくと良いです。
うちの子は大きめのミディアムサイズが好きですが、ウロコインコであればスモール、ミニ辺りが好きな子が多いかもしれません。試してみてください。
・ズプリーム
人工防腐剤・保存料不使用で、たくさんの種類・サイズを扱っているメーカーです。
フルーツブレンド、ベジタブルブレンド、ナッツブレンドなど特徴的な製品があり、着色されているものもありますが、フンとともに排出されるものを使用しています。
特にこのフルーツブレンドはフルーツが好きであるウロコインコにとって嗜好性が高く、ペレットの練習にもってこいだと思われます。
他にもおすすめしたいペレットはたくさんありますが、そのうちそれだけの記事を執筆いたしますのでお待ち下さいね。
「同じペレットでも大きさを変えることで好みが変わること」「ペレットにも様々な製品があるので、栄養価などをよくしらべて購入すること」に気をつけてみてください。
ペレットは1種類か、混ぜるべきかアンケート
ウロコインコの飼い主様にアンケートです。
— 赫茄子 (@akanasusu) March 23, 2020
ペレットを与えている飼い主様にアンケートです。
ペレットを与えている飼い主様向けに、ペレットは1種類を与えているか、他社フードを混ぜているかアンケートをとりました!
結果は他社フードを混ぜている方が半数以上でしたが、思ったよりも僅差ですね!
メーカーは1種類を与えることを推奨していますが、私は食にバリエーションが出ますし他社フードを混ぜて与えています。
ペレットにおすすめの副食
基本的に、ペレットを7割以上与えている場合には、ビタミンやミネラルなどの栄養補助食品は必要ありません
だからといって、その他を省いて良いわけではなく、
新鮮な野菜や果物は必要不可欠です。栄養を高めるためでもあり、食に豊かさを出すためにもとても良いことです。
野菜、果物を与えるにしても、1種類を毎日与えると栄養が偏りますので、バリエーションをもたせて色々と与えるのが好ましいです。
サラダ菜、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、パセリ、かぼちゃ、ニンジンなどのアクが無い野菜、いちご、りんご、マンゴーなどの果物などを与えていただくことをお勧めいたします。
深緑色の野菜はビタミンAが豊富で、きれいな肌と羽を作る手助けをしてくれますが、ほうれんそう等のアクの強い野菜は避けてください。
フルーツは、野菜ほど栄養価が無いわりに糖質が高いです。
人間用に改良されたフルーツは糖度が高いので嗜好性が高くインコは喜びますが、肥満にならないよう様子を見て与えてくださいね。
参考までに、我が家は2,3日に一度、「爪で抉ったフルーツ」を与えています。
3mmくらいの大きさですね😊
人間にとっての一欠片ではなく、インコにとっての一欠片を意識して与えています。
生でも、調理しても良いですが高温で熱すると栄養価が壊れてしまいますので注意してくださいね。
ペレットを食べる練習をする
詳しくは別記事を執筆予定ですが、さらっとペレットを食べる練習について触れてみたいと思います。
シードのみで育ったインコに、ペレットを食べてもらうには練習が必要です。
一番一般的な練習方法は、今までのご飯にペレットを少しずつ混ぜていく方法です。2割り程度からはじめ、痩せていないかを確認しながらペレットの割合を増やしていきます。
急劇にペレットに切り替えるのは危険です。
初めてペレットを見るインコにとって、ペレットは食べ物ですらありません。食べられるということに気がつく前に、痩せてしまったりしては元も子もありませんので少しずつペレットをごはんに混ぜて、慎重に練習を行いましょう。
混ぜても上手く行かない場合には、ふやかして与えてみたり、人間が目の前で食べるふりをしてみせるのも効果的ですよ。
シードをメインにする
大前提として、私個人的には、シードメインでの栄養管理はとても大変なことから、できることならペレットにも慣れてもらったほうが良いと思っています。
ペレットを食べてもらう方法についての記事も執筆予定ですので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
シードとは、一般的に種子混合餌のことで、アワ、キビ、ヒエ、そばの実などの実をMIXして売られている餌のことです。
メーカーや対象の鳥種によって様々な種が使われています。
シードには良質なタンパク質が含まれていますが、ビタミンやミネラルが全くと言っていいほど含まれていません。シードだけの食事では、確実に栄養失調になってしまいます。
シードをメインにする場合は、副食として野菜やボレー粉をしっかりと与えサプリメントの重要さについても勉強する必要があると思います。
シードは、どこでいつ収穫し、どんな農薬を使ったのか分からないものから、栄養素にこだわったミックスシードなど様々な製品がありますので、おすすめのミックスシードを紹介いたしますね(*´∀`*)
シードだけではなく、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素を摂るための副食も必要ですので確認してくださいね。
おすすめのシード
・CAP
こちらは、CAP!というショップのオリジナルシードミックスです。
国産の、無農薬のシードにこだわっているおすすめのシードです。
・バードモア
バードモアというショップのオリジナルミックスシードです。
そばの実など、低脂質でインコが好きなシードから、小さい少量のひまわりのたねも入っているウロコインコにぴったりのシードです。手洗いボレー粉入り。
シード食に必要な副食
与えているシードに含まれている、ビタミン、タンパク質、ミネラル、繊維、脂肪、アミノ酸などを確認して足りないものを補いましょう。
栄養素を補うために
野菜、果物、ボレー粉やサプリメントを与える必要があります。
ミネラルを与えるために、塩土を用いることについての注意点はこちら
小鳥用のサプリメントで一番有名な製品はこちらのネクトンSかと思われます。
与えているシードミックスや、換毛期かどうかなどで与える量が変わります。
サプリメントもあけすぎると弊害がありますので注意してください。
獣医さんの指導の元与えるのが一番安心出来ると思います。
サラダ菜、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、パセリ、かぼちゃ、ニンジンなどのアクが無い野菜、いちご、りんご、マンゴー果物などを与えていただくことをお勧めいたします。
深緑色の野菜はビタミンAが豊富で、きれいな肌と羽を作る手助けをしてくれますが、ほうれんそう等のアクの強い野菜は避けてください。
フルーツはビタミンCが豊富です。シードからはとれない必須栄養素ですし、ウロコインコはフルーツが大好きですので、たまに与えてあげてください。
フルーツは、野菜ほど栄養価が無いわりに糖質が高いです。
人間用に改良されたフルーツは糖度が高いので嗜好性が高くインコは喜びますが、肥満にならないよう様子を見て与えてくださいね。
参考までに、我が家は2,3日に一度、「爪で抉ったフルーツ」を与えています。
3mmくらいの大きさですね😊
人間にとっての一欠片ではなく、インコにとっての一欠片を意識して与えています。
ウロコインコに与える「お水」
最後に、ウロコインコに与える「お水」についてのお話です。
ウロコインコは、生まれつきお水が大好きです!
水浴びも大好きな子が多く、飲むのも大好きです。
とくにペレットを与えている場合には、口が乾燥することから水を良く飲むようです。
塩素が含まれていない水を与えるのが望ましく、汚れた水はこまめに変えてあげることが大切です。
日本の水道水は徹底的に管理されていて、とてもきれいですが、地域によってはカルキが濃かったり、水道管の老朽で微量な良くない成分が入ってしまうことがあるようです。
水道水が毒になる場合は殆ど無いと思いますが、濾過してあげたほうが安心ですね。
ペットボトルのお水をあげる方法もありますが、長期的に見ると浄水器を取り付けるのがおすすめです。
高額な備え付け型じゃなくても、安価な蛇口に取り付けるタイプや、浄水ポットもありますので検討してみてください😊!
ミネラルウォーターを与える場合には、鳥さんに与えているエサと見比べてミネラル過剰にならないよう気をつけてくださいね😊
硬水ですと下痢の原因になるそうなので、軟水が好ましいです。(ペットボトルに軟水か硬水か書いてあります)
こういったペット用の製品もありますが、長期的に見るとお金がかかりますし、浄水器や浄水ポットなら人間も一緒に健康になれるのでそちらがおすすめです(*´ω`*)
まとめ
今回の記事では、栄養にスポットライトを当て、ウロコインコのごはんについて書いてみました。
ペレット、シードどちらでも栄養について考えながら与えることで健康的に育てることは出来ますし、どちらが正解ということはありません。
私個人は、ペレットのほうが栄養管理が楽なので、そちらがおすすめですが食べる練習が必要ですので、また記事を執筆いたしますね。
少しでも参考になることがありましたら幸いです(*´∀`*)!
他にもウロコインコの記事を書いていますので、よろしくおねがいします。
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